これから不動産を売りたいと考えているなら、不動産売却の基礎知識を身につけてから挑みたいものです。
流れやステップごとの内容を知らずに売却に挑むのは、煙の中で刃を振り回して当たれば良いやと考えているようなものです。
この記事では、これから不動産を売りたいという人に向けて、売却時の流れや知っておくべき基礎知識をあわせてご紹介していきます。
また、前回の記事では、不動産を売りたい人がどんな人なのかについて詳しくまとめてきました。
まだ読んでいない人は前回の記事とあわせて読んで頂くことで、不動産売却に関する知識がより明確になるのではないかと思います。
この記事も前回同様、中古不動産売買担当を12年間続けてきた小島理恵からのアドバイスとして読んで頂ければと思います。
不動産を売りたい人が知っておくべき基礎知識!不動産売却の流れ
不動産を売りたい人がまず知っておくべきなのは、売却の流れです。
流れをポイントごとに並べると、下記の通りになります。
①売却準備
②査定
③媒介契約
④売却活動
⑤契約
契約が終われば、引っ越し作業に入る流れになります。
上記の①〜⑤の間に必要な期間は、大体半年であることが多いです。
とはいえ、条件や時期によっては必要な期間も変わります。
余裕を持って売却に挑むようにして下さい。
不動産を売りたい人が知っておくべき流れをステップごとに解説
それでは、上記のステップについてもう少し詳しくご紹介していきたいと思います。
不動産を売りたい人が踏むステップ①:売却準備
売却準備では主に、書類の用意や相場の調査を行っていくことになります。
はじめから不動産会社に丸投げをするのではなく、まずは自分で相場を調べてみることで、相場のイメージをつけてみるのがオススメです。
必要な書類には実印や印鑑証明書などの他に、身分証明書・住民票・登記済み権利書・登記識別情報・固定資産税納税通知書・土地測量図・境界確認書・建築確認済証・建築設計図書・工事記録書・マンションの管理規約・耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書など、様々です。
また、売りたい物件次第で必要な書類は変わってきます。
不動産を売りたい人が踏むステップ②:査定
不動産会社に、査定を依頼します。
査定自体は無料で行ってもらえることがほとんどです。
複数の不動産会社にまとめて査定をしてもらえる場合もあります。
査定結果や対応をみて、媒介を依頼する不動産会社を決めていきましょう。
ただし、査定結果がそのまま不動産売却価格になるわけではありません。
不動産を売りたい人が踏むステップ③:媒介契約
選んだ不動産会社と媒介契約を結びます。
今後は不動産会社と二人三脚で売却準備を進めていくことになります。
より良い条件でスピード感を持って売却ができるように、積極的に協力をして買主募集に関わっていきましょう。
不動産を売りたい人が踏むステップ④:売却活動
本格的に売却活動を行います。
主に、不動産会社の利用している買主を探すためのサイトに物件情報を掲載することで、買主を効率的に探していきます。
広告の見せ方によっても、目を通してくれる買主候補が変わります。
売主側も任せきりにするよりも、一緒に改善点を見つけていくなどの協力する姿勢を見せることで、担当者との連携もとりやすくなります。
不動産を売りたい人が踏むステップ⑤:契約
買主が見つかれば、契約です。
不動産会社が仲介に入り、間違いのないように念入りに契約を結びます。
不動産を売りたい!積極的になるのがポイント
これから不動産を売りたい人は、単純に「売れる値段」ばかりを気にしていれば良いわけではありません。
不動産会社に任せきりにするのも、不動産売却が滞ってしまう理由になりがちです。
積極的に不動産売却に対する行動を続けていきましょう!