中古不動産の購入と賃貸、どっちを選ぶとおトクだと思いますか?
人それぞれ意見はあり、状況によっておトク度が違うのは事実です。
それでは、あなたの人生にあっているのはどちらでしょうか?
それぞれのポイントについてみていけば、中古不動産の購入と賃貸どちらの方がおトクかがわかってきます。
今回は、中古不動産の売買担当を12年間勤めてきた小島理恵が、中古不動産の購入と賃貸それぞれがおトクになる条件について詳しくお伝えしていきます。
中古不動産の購入と賃貸どっちを選ぶべき?それぞれのおトクポイント
賃貸を選ぶよりも中古不動産の購入の方がメリットが大きいと言われる場合の大きな理由が、「購入した住宅が資産になること」です。
例えば賃貸の場合、何年家賃を払い続けても自分のものにはなりません。
毎月支払う家賃は、自分の資産として後に残るものではないため、一度支払った家賃が価値として戻ってくることはありません。
一方で中古不動産を購入した場合、毎月住宅ローンを払っていくことが一般的です。
住宅ローンも家賃同様、毎月一定額を支払い続けることになるのは同様です。
ただし住宅ローンの場合、支払って手に入れる家や土地は資産として残ります。
住宅ローンの場合、支払ったお金の一部は金融機関へ収めることになります。
しかし、その支払額の大半は、購入した住宅や土地自体に充当されるのです。
このように考えると、中古不動産を購入する方がおトクのように感じると思います。
中古不動産の購入なら「すまい給付金」が支給される
中古不動産の購入時、売主が宅地建物取引業者である場合には「すまい給付金」を受け取ることができます。
既存住宅売買瑕疵保険に加入してある場合に住宅ローンを利用すること、などの条件がありますが、当てはまる場合にはよりおトクに中古不動産を購入することができるのでオススメです。
中古不動産の購入より賃貸を選ぶべき場合とは?
上記のように考えると、中古不動産を購入した方がおトクだと感じる人は多いはずです。
ただし、一概として支払いの合計金額が中古不動産を購入した方が安くなるとは言い切れません。
例えば、購入にかかる費用以外の部分について考えてみましょう。
賃貸で家賃を払う場合には、定められた金額を納めていれば住むことができます。
一方で物件を購入する場合、固定資産税が必ずかかります。
他にも、特に中古不動産の場合には家の修繕費を視野に入れておく必要があります。
賃貸の場合、家の修繕費は基本的に物件のオーナーが支払います。
一方で購入した物件の場合には、全ての修繕を自費でしていく必要があります。
特に築年数がたっているものだと、修繕にかかる費用がかさむ可能性が高いです。
それでは、中古不動産を購入する場合には何に注目すべきでしょうか?
中古不動産を購入する場合に気をつけるべきポイント
中古不動産を購入することの何よりのポイントは、資産になることです。
「資産」というのはもちろん、自分に何かあった場合にも住む場所がある、という資産としても大きな意味を持ちます。
しかし、資産として有効活用をしたい場合には、住み替え時に資産として利用できるようにすることがポイントです。
つまり、購入した物件をより高く売ることができれば、資産として有効活用ができていると言えます。
物件を購入する場合には、土地自体の相場が高いことをポイントに決めるのは重要です。
なぜなら、地価は突然上がることも、下がることもほとんどないからです。
中古不動産は購入すべき?賃貸すべき?
不動産を購入する場合に必ずおさえておきたいのは、物件の価値は年々下がっていくことです。
不動産購入価格のまま売却できないことを前提に考えておきましょう。
とはいえ、東京都内の好立地にたっている物件であれば、50%程度の相場価格が保てているケースもあります。
立地や住む予定の期間を考慮して、自分にぴったりな方を選んでみてください。