中古不動産の購入に興味がある、という人のなかで、マンション購入を視野に入れている人は多いと思います。
新築マンションよりも選択肢が多く、価格も抑えられるという特徴のある中古マンション。
ただし、中古マンションを購入する前には注意点についても知っておかないと失敗してしまうかもしれません。
▼この記事でわかること
- 中古不動産としてマンションを購入する場合の注意点
- 中古マンション購入後に必要な税金や費用
- 中古マンションを購入する前のチェックポイント
この記事を書いている私、小島理恵は、中古不動産会社で売買担当を12年間担当してきた経験を活かし、中古不動産に興味のある方に向けてリアルな情報を共有しています。
今回は、中古不動産のマンション購入をしたいと思っている方に向けて、特に重要なポイントをご紹介していきます。
中古不動産の購入!中古マンションでおさえるべき項目とは?
中古不動産としてマンションの購入を視野に入れている人が感じている魅力はなんでしょうか?
中古マンションの魅力といえば、なんと言っても価格です。
新築マンションと比べて購入価格を抑えられるのは、何よりのポイントだと言えます。
それでは、中古マンションを購入する際におさえるべきポイントはなんでしょうか?
▼中古マンション購入時におさえるべきポイント
- 築年数
- 耐震性
- 管理状況
- リノベーションの有無
不動産の築年数が上がるほど、不動産の価値は下がっていきます。
しかし、20年以上経過した不動産の場合は価格の下降が落ち着き始めることがほとんどです。
古いからと言って弾いてしまうのではなく、築年数20年以上の物件を考慮してみるのも手です。
また、リノベーション済みの物件の場合には価格が比較的高くなる傾向があります。
しかし、リノベーションをされて一見綺麗な物件でも、見えないところに瑕疵が隠れている場合もあるので注意が必要です。
例えば上下水道の配管や電気の配線には気をつけたい部分です。
瑕疵担保補償が付いている場合にも安心とは言い切れないので、事前に確認しておくようにしましょう。
中古不動産購入!マンションなら大規模修繕が必要
中古物件を購入する場合は、築年数が何年であろうと修繕費を視野に入れておく必要があります。
マンションは10年に一度前後の頻度で大規模修繕を行う必要があります。
その大規模修繕に向けて、マンションの所有者は毎月「修繕積立金」を支払う必要があります。
積み立てて多くことでマンションの大規模修繕に備えますが、足りなければ所有者全員が力をあわせてお金を出し合う必要があります。
マンションの状況によっては、購入の後修理積立金が上がってしまうこともあり得ます。
事前に共有部分の掲示板の管理状態や議事録を見るなど、しっかり管理が施されているかを確認してから購入を検討しましょう。
中古マンションを購入する場合にかかる税金や費用
中古マンションを購入する場合にかかる費用は、以下の通りです。
- ローン(毎月)
- 管理費(毎月)
- 修繕積立金(毎月)
- 固定資産税(毎年)
- 都市計画税(毎年)
固定資産税と都市計画税は不動産を所有する人全てにかかる税金で、都市計画税は固定資産税の5分の1程度になることが予想できます。
固定資産税は、市町村が土地と建物に対して決めた固定資産税評価額に1.4 %をかけることで割り出すことができます。
固定資産税評価額は3年に一度見直されます。
このように、不動産は購入した後にも定期的に費用がかかることを忘れないようにしましょう。
中古不動産でマンションを購入!その後の見通しも立てよう
中古不動産や中古マンションに限りませんが、不動産は購入した後にかかる費用やイベントごとにも着目して購入するのが重要です。 今回のポイントをおさえて、ぜひ活用してみて下さい。